2019年6月26日(水)にニュージーランドの政策金利が公表されました。市場予想通り、政策金利は1.50%で据え置きでした。
この結果を受けて、オセアニアレシオと豪ドル円とNZドル円の差額はどうなっているのか?そして、今後、ニュージーランド準備銀行(RBNZ)は政策金利であるオフィシャル・キャッシュレートを引き下げるのか?
オセアニアレシオの推移は?
オセアニアレシオは引き続き右肩下がりで推移しています。豪ドル円-NZドル円の差額も3円台で推移し、2円台に突っ込む可能性もありますので注目です。
2007年4月から現在までの12年間
平均レシオ1.156
平均値幅10.95円
2014年1月から現在までの5年間
平均レシオ1.073
平均値幅5.77円
オセアニアレシオ

豪ドル円-NZドル円差額

ニュージーランド準備銀行の声明は?
2019年6月26日、ニュージーランド準備銀行(RBNZ)は政策金利であるオフィシャル・キャッシュレートを1.50%に据え置きくことを決定しました。
ニュージーランド準備銀行(RBNZ)声明は以下の通りです。
「世界経済の見通しが低調で国内成長が抑制されるリスクを考慮すると、時間の経過とともに金利の引き下げが必要となる可能性がある」
「国内成長は過去1年に渡って減速した」
「インフレは目標レンジの中間である2%まで上昇すると予想」
「雇用とインフレ見通しの下振れリスクを考慮すると、追加の金利の引き下げが必要される可能性がある」
気になる点は、インフレの上昇も予想した点。当面は差額、レシオ共に横ばい、縮小傾向が続くのかも・・・
スワップポイントの推移は?
2019年6月26日最新スワップポイントは以下の通りです。
DMM.com証券と外為ジャパンのスワップポイントが、豪ドル円、NZドル円で逆転しました。もしオセアニアレシオ、差額トレードをするのであれば、DMM.com証券と外為ジャパンは他社と比べても逆ザヤが小さいので、引き続きおすすめの2社です。
<<1万通貨あたりの豪ドル円、NZドル円のスワップポイント>>
2019年6月26日現在、DMM.com証券と外為ジャパンのスワップポイントは、
《豪ドル円》3日分
買い+75円
売り-75円
《NZドル円》3日分
買い+84円
売り-84円
SBI FX
《豪ドル円》
買い+26円
売り-28円
《NZドル円》
買い+29円
売り-31円
YJFX
《豪ドル円》3日分
買い+75円
売り-120円
《NZドル円》3日分
買い+75円
売り-120円




NZDUSDとNZJPYの推移は?
26日の政策金利公表後、NZDUSDはダブル底みたいになっています。
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2019年5月以前、72円以下で推移したのは7日程度でしたが、今回は異なります。このままだと、72円が強力な抵抗帯になる可能性が高くなります。
と述べましたが、NZドル円は、72円付近で上値が抑えれる格好に現状なっています。
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6月26日23時現在、差額は3.20円付近になっており、2019年2月末の値幅3.16円とほぼ同じになるチャンスを迎えています。



