2020年3月20日ドル円はこのまま上がり続けるのか?

ドルインデックスが2016年12月以来の水準まで急騰しています。ドル需要が急速に強まったことが背景のようです。

下記はドルインデックスのチャートです。

ドルインデックスが12月に103付近まで上昇した際、ドル円は戻り高値118円60銭程度を記録し、その後は108円台へ軟化する相場となりました。ってことは、今回のドル円も戻り高値を付けることになるのか!?

2020年3月、今何が起こっているのか?12兆ドル規模のマージン・コール(追証)発生

今回の新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)と原油価格急落による「逆オイルショック」により、恐怖指数(VIX)は85.47まで上昇している。2008年のリーマンショックの際には89.53まで上昇した。ボルマゲドン(=「ボラティリティー」+「アルマゲドン」)が全ての市場を下落させ、25兆ドル規模の損失を発生させており、12兆ドル規模のマージン・コール(追証)により、ドル資金の争奪戦となっているとのことです。

通常のリスク回避取引は、「リスクパリティー戦略」により株式を売却して、安全資産とされる米国債市場や金市場へ資金が避難しますが、ボルマゲドン相場では、株式市場や原油市場での損失を穴埋めし、マージン・コール(追証)を確保するため、米国債や金を売却せざるを得ない状況に追い込まれており、「有事のドル資金確保($cash is king)」の様相を呈しています。

具体的には、世界最大のニューヨーク株式市場(21兆ドル)、米国債券市場(17兆ドル)、原油市場、金市場の下落を受けて、12兆ドル規模のマージン・コール(追証)が発生していると言われており、ドルの流動性確保の動き、ドル需要が高まり、結果的にドルは対主要通貨で買われ、全面高の様相を呈しているわけです。

ドルインデックスが103付近まで上昇した2016年に何が起こったのか?

2016円は日銀がマイナス金利を導入したことに加え、英ブレグジッドや米トランプ大統領が誕生するなど波乱の年になりました。

2016年01月29日=「量・質」にマイナス金利を加えた日銀緩和で円売り

東京タイム午後は、日銀の追加緩和発表後に円売り一色となった。今回、日銀は2%の物価安定の目標を目指すべく、マイナス金利の導入を決定。これによりマネタリーベース年間80兆円増加の「量」、長期国債を買い入れる「質」に加え、日銀当座預金を-0.1%にする「金利」を新たに加えることで、原油価格の下落や中国などの経済リスクの顕現化を未然に防ぐ狙い。ドル円は昨年12月21日以来の高値121.42円まで急騰。ユーロ円は132.32円、ポンド円は174.11円、豪ドル円は86.20円まで瞬間的に上昇した。急騰後は荒い動きとなったが、足元でもドル円は120円半ば、ユーロ円は131円半ば、ポンド円は173円半ば、豪ドル円は86円を挟んだ動きと、引き続き円売り優勢で推移。

 

2016年11月10日=米大統領選トランプ氏が制する。米長期債利回り上昇を受けドル高地合いか

NY為替市場でドル円は105.89円まで上昇し、7月27日以来の高値をつけた。トランプ・ショックは東京タイムの金融市場を揺るがしただけで、NY勢は現実的な方向性を模索した。米株式市場では物色が盛んだったほか、米大統領選をトランプ氏が制し上下両院の過半数を共和党が握ったことで、刺激的な経済政策が想起された。インフレ懸念が台頭し、米国の長期債や超長期債の利回りは急上昇した。米国債の増発も警戒された。ユーロ円は115円後半まで切り返し、東京タイムの下げの大半を埋めた。ユーロドルは1.0907ドルまで下落。選挙結果を手がかりとしたドル売りが反転するとドル買いが優勢となった。NZドル/ドルは0.73ドル半ばまで下げ幅を縮小。NZドル円は77.91円まで小幅ながら上昇に転じた。NZ準備銀行(RBNZ)は引き続き追加利下げに含みを持たせたものの、物価目標の達成には今回の利下げで十分であるとの認識を示した。RBNZは市場予想通り0.25%の追加利下げを決定した。

米長期債利回り上昇を受け、ドル高地合いか。トランプ氏は製造業に従事する低所得者、とくにラストベルト(さびたベルト)と呼ばれる五大湖周辺で選挙戦を優位に進めた。米雇用は堅調に推移する一方、鉄鋼業などの産業はさびれた状態となっている。連邦法人税の減税、大規模なインフラ投資、国内回帰といった主張が支持されたようだった。上院・下院とも共和党が多数派を占めたことで、今後これらの公約実現を進めやすいだろう。トランプ氏の主張が真実味を増したことで、刺激的な経済政策、また物価見通しの期待感から、米債には売り圧力がかかっている。米10年債利回りは1月以来となる2%以上の水準まで上昇した。米長期債利回りの高止まりを背景に、ドルは底堅く推移しそうだ。

 

2016年12月16日=ドル円は118円台を堅持できるか

NYタイム、ドル円の急激な上昇は落ち着いたが、主に円売りがやや緩んだ印象で、米連邦公開市場委員会(FOMC)後のドル高地合いは継続した。ドル円は本日高値圏でもみ合い。序盤は強弱まちまちの米経済指標の発表のなか、117.70円前後まで調整を進める場面もあった。しかし程なく118円前半を回復。米12月NAHB住宅市場指数が70と、市場予想や前月の63から上振れると反発の流れに弾みがつき、一時118.60円付近まで上昇した。その後は118円を挟んで振幅した。対ドルで各通貨は軟調。ポンドは、イングランド銀行(BOE)が金融政策発表の際、通貨高がインフレ率回復を阻害するとの見解を示し圧迫材料に。ポンドドルは11月23日以来の安値1.2376ドルまで下落した。ユーロは対ポンドでの買いに支えられつつも、対ドルでは2003年1月以来の水準1.0367ドルまで安値を更新。クロス円は、ロンドンタイムにドル円へ連れ高となっていたが、円売りの勢いが緩み、それに対ドルでの各通貨下落が続き、足を引っ張られた。ユーロ円は122.57円、ポンド円は146.35円まで下落。

ドル円は118円台を堅持できるか。FOMC後の水準を維持したまま週末を迎えた。1年ぶりの利上げや来年の利上げペースを加速するとの見通しから、米長期金利は2.6%付近まで上昇。急速に米国へ資金が集まっている。ドル需要が続く限り、ドル高で推移するだろう。クリスマス休暇までには利益確定売りが入ると思われるが、本日に限ってはその兆候はみられない。ただ、オプション市場ではドル・プット・オーバーとプットの方が大きく、ドル円の上昇を眺めながら反転するタイミングをうかがっていると思われる。これ以上のドル高、債券安は米株式市場の下落要因となるかもしれない。市場の過熱感が一服した時、リスク選好の円売りも緩む可能性がある。クロス円の上値は限定的か。対ドルで主要通貨が売られていることが重しとなっている。ドル高のみの材料ではクロス円は買いにくいか。

ドル高は米株式市場にとってはマイナス材料!?

トランプ米大統領にとって、良くない状況になってきました。「米株高」と「雇用拡大」が大統領再選に向けた最大のアピールポイントですよね。NYダウは25%も下落する現状、このままだと、大統領になってから米株式市場はこんなに上がったと演説することができなくなってきました。しかもドル高です。肝心の米株式市場の下落を阻止し、安定化と再上昇を誘導するのにドル高は目の上のタンコブです。

近々このタンコブを除くようなことが起こり得るかもしれません・・・

それは何か!?

ドル安誘導です!

トランプ米大統領は19日、原油価格が歴史的な安値まで急落したのを受け、産油国の議論に「しかるべき時期に関与するつもりだ」と述べ、世界最大の原油輸出国サウジアラビアがロシアに仕掛けた「価格戦争」に介入する可能性を示唆した。秋の大統領選をにらみ、原油相場低迷で経営が悪化する支持基盤のエネルギー業界に配慮する狙いもありそうだ。

原油価格の介入に動くと言及していますので、ドルインデックスが急騰する現状、次はドル価格への介入も警戒するべきなのでしょうね。

これが現実味を帯びると、ドル円は再び下落し始める可能性が高そうです。

FUCK DONALD TRUMP! 笑