つみたてNISAおすすめ とは、どんな人たちになのか?ここでは具体的にどんな人におすすめなのかを解説します。
つみたてNISAおすすめ |投資するタイミングが分からないという方
積み立ての最大のメリットは、いつでも定期的に、同じ金額を積み立てますので、投資商品を購入するタイミングを図る必要がありません。
例えば、つみたてNISAを通して、投資信託Aを購入する場合、もちろん安く買って、高いときに売れば、利益になりますが、その価格は上がったり、下がったりするため、そのタイミングを図るのは難しいものです。
同じ金額を積み立てし、定期的に投資信託を購入するつみたてNISAの場合、高い価格のときより、安い価格のときのほうが多く投資信託を購入できますので、投資信託価格が下落すれば、必然的に購入平均価格は下がります。
これは「ドルコスト平均法」と呼ばれ、一般的に有名な投資商品を買い付ける方法です。ドルコスト平均法の最大のメリットは、購入価格を平均して均していくことと、価格変動をイチイチ気にしなくて良いという点になります。
つみたてNISAは最長20年間も続くコツコツ投資です。だから、投資するタイミングを気にしても仕方無いとも言えるわけです。
長期でコツコツ資産形成をしたいとお考えの方
例えば、運用の目的が、将来の教育資金、住宅の建て替えや買い替え資金、老後資金や介護資金などが必要とお考えの方です。
子供の大学や留学資金が10年後、15年後、いくら必要になるか想像がつきませんよね!? ましてや、お子さんが医大や薬学部に通いたいと言ったとき、親として最大限のことをやってあげたいじゃないですか。
例えば、北里大学医学部の6年間の学費は4,000万円程度も掛かります。だから、少しでも教育費の足しになればとお考えの方には、つみたてNISAはピッタリの運用方法です。
しかも、途中引き出しはいつでもできるから安心です。
月々3万円程度なら無理なく続けるとお考えの方
例えば、自動車の購入、維持にお金を掛けるぐらいなら、将来のために無理なくお金を運用したいと思われる方には最適です。
上記表は厚生労働省調べの「年代別平均貯蓄金額」を纏めたものです。50~59歳の平均貯蓄金額は約1,000万円ですが、20年間、毎月3万円を貯金しても、720万円にしかなりません。金利、手数料は考慮していません。
しかし、同じ3万円を想定利回り3%で20年間運用すると、約1,000万円の積み立て金額が期待できます。
想定利回り1%でも、月々3万円の貯金より100万円近く多くなる計算です。
この場合、運用元本720万円に対して、約80万円の運用収益となりますので、つみたてNISAなら、運用収益約80万円に掛かる税金が一切不要となるわけです。
※現在、日本はデフレ(デフレーション)状態が長らく続いていますが、将来インフレ(インフレーション)に転ずる可能性が十分ありますので、想定利回り1%は達成できる数値だと考えられます。
お金の運用にあまり詳しくない、多忙で商品選びなどに時間が割けない、時間も手間も掛けたくないという方
つみたてNISAは、金融庁が定めた基準をクリアした低コストで長期投資に向く商品に限定されています。
6,000本以上もあると言われている投資信託から、あなたに合ったものを選ぶのは面倒。だから、プロお墨付きである、つみたてNISA用の160本(2018年3月現在)の商品の中から選べば、楽だし安心です。
下記は金融庁の「つみたてNISAの対象商品」を案内したサイトです。ご覧になり方はこちらからアクセスできます。
投資した運用資金の増減に一喜一憂したくないという方
ただでさえ仕事で疲れる毎日に、運用したお金の増減で一喜一憂したり、悩んだりしたくない方には、長期運用として初心者でも安心のつみたてNISAは最適です。
厳選された複数の金融商品へ分散すれば、リスクを軽減できます。
投資の世界では、「一つのカゴに卵を盛るな」という格言があります。これは、カゴを落とすと卵が全部割れてしまうので、その危険を分散して避けるという意味です。分散投資(資金を分散して投資すること)には、投資資産全体のリスクを小さくする効果があります。
一つの金融商品に集中して投資した場合には、その金融商品の価値が大きく目減りした場合、損失が大きくなってしまいます。
金利や為替の変動などに対して異なる値動きをする金融商品を組み合わせたりすることによって、リスクを小さくすることができます。
また、投資を一度に行うのではなく、投資する時期を何度かにわけて時間分散することにより、投資するタイミングを外してしまうなどのリスクを回避することができます。
例えば、一カ月ごとに一万円ずつ、株式や投資信託などに積立投資するなど、投資する時期を分けることにより、投資するタイミングによるリスクを小さくすることができます。
初心者こそ、複数の金融商品を運用してリスク分散を図り、長期運用で心理面における負担を少なくしましょう。
ここまで読み進めて、つみたてNISAがあなたに向いていると思われましたか?もしそうなら、できるだけ早く【つみたてNISA】を始めてみましょう。
つみたてNISAを始めるなら、あなたにお勧めの金融機関はこちらです。どこの金融機関もあなたと長く付き合えるところばかりです。
- 野村證券
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関連用語集
20個以上の用語を知っていると、初心者卒業かも・・・以下用語を最後までご覧いただき、いくつ知っているかをぜひお試しください。
NISA(ニーサ)口座
日本にお住まいの20歳以上を対象とする非課税投資専用の口座です。
通常の証券取引口座・投信口座とは別に必要です。
NISA口座は、1人1口座。
その年に非課税投資を行っていなければ、口座開設金融機関の変更ができます。
投資目的などに合わせて、「一般NISA」か「つみたてNISA」を選べます。
NISA(ニーサ)/少額投資非課税制度(=一般NISA)
NISAとは、2014年1月にスタートした、個人投資家のための税制優遇制度です。
毎年決まった非課税投資枠が設定され、上場株式や投資信託の配当金(分配金)や値上がり益が非課税になります。
当社では「つみたてNISA」や「ジュニアNISA」と区別するため、「一般NISA」と呼んでいます。
つみたてNISA(つみたてニーサ)/(非課税累積投資契約に係る少額投資非課税制度)
つみたてNISAとは、2018年1月からスタートした「少額・長期・積立・分散投資」を支援することに特化した非課税制度です。
購入できる金額は年間40万円まで、購入方法は累積投資契約に基づく買付けに限られており、非課税期間は20年間であるほか、購入可能な商品は、国が定めた基準を満たした投資信託に限られています。
ジュニアNISA(ジュニアニーサ)/未成年者少額投資非課税制度
ジュニアNISAとは、2016年度から始まった未成年者を対象とした少額投資非課税制度です。
未成年者(0~19歳)を対象に、年間80万円分の非課税投資枠が設定され、上場株式、株式投資信託等の配当・譲渡益等が非課税対象となります。
ジュニアNISA(ジュニアニーサ)口座
日本にお住まいの未成年者を対象にしたジュニアNISA専用口座です。
非課税投資枠の管理や年齢による支払い制限を行うためのもので、非課税投資専用口座(未成年者口座)だけでなく、専用特定口座、専用一般口座や専用預金口座が必要です。
20歳以上を対象としたNISA口座と違って、口座開設金融機関を変更するためには、ジュニアNISA口座をいったん廃止することが必要となります。
非課税期間(ひかぜいきかん)
一般NISAおよびジュニアNISAは5年間、つみたてNISAは20年間です。
非課税期間の終了時期は、投資した年から数えたそれぞれの年末までです。
投資したその日からではありません。
そのため、その年の1月に投資する場合も、同じ年の12月に投資する場合も、非課税期間の終了時期は同じになります。
投資可能期間(とうしかのうきかん)
一般NISAおよびジュニアNISAは2023年まで、つみたてNISAは2037年まで口座開設が可能です。
口座を開設した人は、期間終了まで毎年、非課税投資ができます(投資可能期間)。
非課税投資枠(ひかぜいとうしわく)
一般NISAは年間120万円まで、ジュニアNISAは年間80万円まで、つみたてNISAは年間40万円まで非課税で投資することができます。
単に「非課税枠」、「非課税投資額(上限額)」と称する場合もあります。
なお、その年の非課税投資枠の未使用分を、翌年以降に繰り越すことはできません。
ロールオーバー
非課税期間が終了した際には、一般NISA口座やジュニアNISAで保有している金融商品を翌年の非課税投資枠に移行(移管)することができます。この移管のことを「ロールオーバー」と呼びます。
なお、ロールオーバー可能な金額に上限はなく、時価が非課税投資枠を超過している場合も、そのすべてを翌年の非課税投資枠に移すことができます。
※ 現在、つみたてNISAにロールオーバーは適用されません。
分配金(ぶんぱいきん)
分配金とは、ファンドの運用によって得られた利益を投資家に配分する金銭のことをいいます。
税金がかかるか、かからないかで、「普通分配金」と「元本払戻金(特別分配金)」に分かれます。
NISA口座・ジュニアNISA口座で「普通分配金」を受取った場合は非課税となります。
「元本払戻金(特別分配金)」は元々の投資元本を戻しているため、NISA口座・ジュニアNISA口座以外でも税金はかかりません。
NISA口座・ジュニアNISA口座で「分配金再投資型」を選択されている場合、非課税投資枠を利用するため、枠の管理にはご注意ください。
株式数比例配分方式(かぶしきすうひれいはいぶんほうしき)
保有なさっているすべての国内上場株式等の配当金等を、証券会社ごとのお預り数量に応じて「証券口座」でお受取りいただけるサービスです。楽天証券の場合、配当金等が支払われると自動的に預り金に入金されます。資産管理が容易なだけでなく、NISA口座・ジュニアNISA口座内で受け取る配当金が非課税になります。
運用管理者(うんようかんりしゃ)
ジュニアNISA口座で保有する金融商品に関する投資判断(金融商品の選定と購入、売却)について、口座開設者本人(未成年者)に代理して運用管理者が行います。楽天証券では、原則として登録親権者が代理で運用します。
払出し制限(はらいだしせいげん)
ジュニアNISA口座で保有する金融商品について、口座開設者本人である子や孫が、その年3月31日において18歳である年の1月1日以降には非課税で払出しができます。途中で払出す場合は、全部解約(ジュニアNISA口座の廃止)のみ可能であり、ジュニアNISA口座で受け取った過去の利益に対してさかのぼって全て課税されることになります。
ジュニアNISA口座で保有する上場株式や投資信託等の配当金・分配金・売却代金等は、払出し制限付きの課税口座で管理されます。払出し制限付き課税口座で、未成年総合口座で取扱う金融商品を運用することができます。
累積投資契約(るいせきとうしけいやく)
一定額の金融商品(株式投資信託等)を、定期的に継続して買い付けることについて、楽天証券などの金融商品取引業者等と交わす契約のことです。
いかがでしたか?知っている用語は20個以上ありましたか?無くても気にする必要は全くありません。知っていたからといって、資産運用で成功するというものではありません。