ロボアドバイザーの魅力 ！最適な資産運用の組み合わせ提案

ロボアドバイザーの魅力 は最適な資産運用の組み合わせを、モノの数分で提案してくれ、自動で運用してくれる、初心者向けの投資ツールという点です。

「資産運用を始めたい」

「老後のたくわえを作りたい」

「今あるお金を投資で増やしたい」

「でも・・・どのような金融商品に、どうやって投資して分散したらいいか分からない」

という方は意外と多いと思います。

知識や経験無しでも、最適な資産運用の組み合わせを可能してくれ、自動的に運用してくれるのが、AI時代の象徴とも言える「ロボアドバイザー」です！

簡単な質問に答えるだけで、今のあなたに合った最適な資産運用の組み合わせを提案してくれる点が、ロボアドバイザーの大きな魅力です。

ここでは、ロボアドバイザーの裏側！ロボアドバイザーがどのような理論や考え方をもとに、最適な資産運用の組み合わせを提案してくれるのかという点に焦点をあて、分かりやすく端的に解説しています。

ロボアドバイザーの中身を一部垣間見るだけでも、お金を預けるロボアドバイザーへの信頼がグーンと上がり、そしてその魅力も認識できるはずです。

ロボアドバイザーの魅力 |最適な資産運用の組み合わせとは？

ロボアドバイザーは、PCやスマホを使い、簡単な質問に回答するだけで、最も期待リターンが高くなる最適な組み合わせ、所謂「ポートフォリオ」を提案し、自動で運用してくれる優れものの投資ツールです。

質問に回答するたった数分であなたに合った最適な資産運用を提案してくれるなんて、本当に凄いことです。人間ではこんなことは流石に無理です。

例えば、証券会社の営業マンやファイナンシャルプランナーなどに相談したら、「後日改めてご提案させていただきます」と言われると思います。

ポートフォリオ運用とは？

ポートフォリオ運用とは、性質の異なる複数の銘柄へ投資することにより、より安定した収益を上げるための投資方法です。

ポートフォリオ運用では、個別銘柄の分散よりも、アセットクラスの分散のほうがより大切と言われています。

アセットクラスとは、投資対象となる資産の種類や分類のことです。 一般的には、株式、債券、不動産、貴金属、為替、現預金などがアセットクラスとされています。

特定の銘柄やアセットクラスだけに投資すると、値動きが銘柄固有のリスクに大きく左右されるため、複数の銘柄やアセットクラスに分散し、リスクを軽減させることが資産運用では有効と言われています。

これがポートフォリオ運用の基本的な考え方です。

「卵は一つのカゴに盛るな」　野村證券から引用

株式相場の世界では、先人が、その経験を基にして、さまざまな格言を残している。卵は一つのカゴに盛るなも、そのうちの一つである。

卵を一つのカゴに盛ると、そのカゴを落とした場合には、全部の卵が割れてしまうかもしれないが、複数のカゴに分けて卵を盛っておけば、そのうちの一つのカゴを落としカゴの卵が割れて駄目になったとしても、他のカゴの卵は影響を受けずにすむということ。

特定の商品だけに投資をするのではなく、複数の商品に投資を行い、リスクを分散させた方がよいという教え（＝銘柄分散投資）。

分散投資とは？

分散投資は、投資対象を多様化させることで、資産運用に伴う価格変動リスクを低減させて、好リターンをめざす有効な方法といわれています。

しかし、どのように分散投資していいか分からづらいですよね？初心者が分散投資を行っても、単純な分散、分けるだけに終わるのが関の山です。

分散投資に必要な理論として有名なものがあります。それが、現代ポートフォリオ理論（MPT）だったり、有効フロンティアだったりするわけです。

ロボアドバイザーにはこうした理論がぎっしり詰め込まれていますので、私たちはわざわざこういったものを勉強する必要はありません。

ロボアドバイザーが、私たちに代わって難しい計算式などを様々なデータを基に瞬時に計算して、私たちに最適な組み合わせを提案してくれます。

だから、ロボアドバイザーであれば、超初心者でも、リスクを分散しつつ、難しい資産運用を労せずできちゃうわけです。

しかもたった数分でです。

しかし、分散投資を否定する超富豪が存在します。世界で最も裕福な投資家の1人ウォーレン・バフェット氏です。純資産総額670億ドル（日本円で7兆円程度）を保有するバフェット氏は、

分散投資は投資の素人向け

と断言しています。

とはいえ、これを読んでいただいている方の多くは、総資産数億円、数十億円を目指しているわけではないと思います。

もし運用資金を数十倍、数百倍以上を目指すのであれば、ロボアドバイザーはお勧めしません。個別株やFXなどで運用すべきだと思います。

では、ここからはちょっと具体的に「現代ポートフォリオ理論」と「有効フロンティア」について解説します。

現代ポートフォリオ理論（MPT）とは？

資産、アセットクラスの組み合わせのベースとなる考えが「現代ポートフォリオ理論（MPT）」です。米国の経済学者ハリー・マーコビッツが1952年に発表した論文「ポートフォリオ・セレクション」を起点に広がった理論となります。

マーコビッツは、論文の中で投資のリスクとは収益の振れ幅であり、収益率とリスクは二律背反の関係であると説いています。つまり、収益率の振れ幅が大きいものはリスクが高く、一方小さいものはリスクが低いということです。

また、マーコビッツは、個々の資産のリスクは、大きなポートフォリオを組むことで分散されるとも説いています。つまり、「現代ポートフォリオ理論」は、相場格言の「卵は一つのカゴに盛るな」を科学的に実証した考え方なのです。

有効フロンティアとは？

でも、どうやって資産分散、リスク分散を行うのでしょうか？闇雲に分散しても何の意味もありません。むしろリスクが増すこともあります。

マーコビッツは、資産の値動きの違いは、「相関係数」を使うことで数値化できるとしています。また、標準偏差という統計手法を使って、収益の振れ幅を計測できるとも説明しています。

例えば、相関係数の値が「1.0～0.6」であれば、強い正の相関と表します。反対に、「-0.6～-1.0」であれば、強い負の相関と表すわけです。

ロボアドバイザーは、投資家が選択可能な組合せ（投資機会集合）の中で、最も有利な選択肢をつなぎあわせた境界線、所謂「有効フロンティア」を瞬時に計算してくれます。

有効フロンティア　大和投資信託から引用

特性の異なる銘柄、資産を組み合わせて保有するとき、どの比率で組み合わせると効率-リスクに対するリターンの大きさ-が良いか悩ましい問題です。縦軸にリターン(上が大)、横軸にリスク(右が大)を取り、同じリターンであればもっともリスクが小さい(同じリスクであればもっともリターンが大きい)組み合わせを示す点を結んだグラフ上の曲線を、有効フロンティアといいます。

その曲線に近い比率の組み合わせを、自分で許容可能なリスクに応じて選ぶと、理論上は、一定のリスクでもっともリターンを期待できることとなります。

下図の例では、A資産だけを保有するよりもB資産を20%ほど保有した方が、理論上は、リスクを抑えつつリターンを期待できることを示しています。また、同じリスクを許容できるのならば、B資産の割合を40%にまで増やしたほうが、期待できるリターンが高いことを示しています。

ロボアドバイザーはどれも、このような有効フロンティアを無数のデータを基に瞬時に計算してくれる優れものです。米国の株式市場と日本の株式市場は相関しているなと、仮に分かったとしても、これを数値化するとなると、別次元の話になってしまい、初心者ではもう手が追えなくなってしまいます。

「現代ポートフォリオ理論」や「有効フロンティア」を始めとしたこんな難しいことは、AIであるロボアドバイザーに任せてしまえばいいのです。

まとめ

ロボアドバイザーの魅力は、複数の質問に回答するだけで、私たちに最適な資産運用の組み合わせを、ものの数分で提案してくれる点です。しかも、資産運用管理も自動で実行してくれます。

組み合わせを自分で考えたり、いろいろなアセットクラスの相関性などを計算するには、データを集積し、何年、何十年も勉強して知識を積み上げる必要があります。

でも、私たちは日々の暮らしや仕事で何かと忙しい。こんな面倒なことをやっている時間もありません。だから、こんなことは進化し続けるAIであるロボアドバイザーに全部任せてしまえばいいのです。

ロボアドバイザーがあなたに代わって、最適な資産運用の組み合わせを提案してくれ、かつ運用も自動的にやってくれます。

もしあなたが、運用する資金、積み立てする資金を2倍程度にしたいと思うなら、

労せず資産運用したいと考えているのであれば、

ロボアドバイザーは最適な投資ツールです。

資産運用のプロを目指すのあれば、ロボアドバイザーをお勧めしませんが、素人が素人なりの運用を目指すのであれば、時代も時代なので、便利なツールをフル活用してしまえばいいだけです。

たった数分で最適な資産運用提案が受けられるなんて、本当にいい時代になりました！楽して資産運用を行うなら、ロボアドバイザーで決まりです。

あなたがやることは、どのロボアドバイザーを選ぶか、そして、どのくらいの資金を運用するかを決めるだけです。ロボアドバイザー選びにお困りの方はこちらをご活用ください！

自分は資産を倍にする程度では満足しないという方は、FXやIPOをお勧めします！