2019年6月26日(水)にニュージーランドの政策金利が公表されますが、予想は据え置きなのか?利下げなのか?が気になるところです。
今後ニュージーランドの政策金利はどうなるのか?そして、オセアニアレシオ、NZDUSDとNZDJPYはどう推移するのでしょうか?
ニュージーランド準備銀行は追加利下げするのか?
2019年5月8日、ニュージーランド準備銀行(RBNZ)は政策金利であるオフィシャル・キャッシュレートを0.25ポイント引き下げ、1.50%とすることを決定しました。そして、世界経済成長が減速し、インフレも弱い状況で、ニュージーランド準備銀行はさらに1回の利下げの可能性を示唆しております。
だから、6月26日にも0.25ポイント利下げし、政策金利が1.25%になる可能性は十分あります。
しかし、6月末には大阪でG20が開催されることに加え、米中首脳会談の実現性など足元の材料に対する見極め姿勢が強いとの見方も多く、現在は次回6月は据え置き予想となっています。
G20は、G7(後述)の7か国に、アルゼンチン、オーストラリア、ブラジル、中国、インド、インドネシア、韓国、メキシコ、ロシア、サウジアラビア、南アフリカ、トルコ、欧州連合・欧州中央銀行を加えた20か国・地域のことです。
G20財務大臣・中央銀行総裁会議は、これら先進国・新興国にIMF(国際通貨基金)や世界銀行などを加えたメンバーからなる会議です。1999年(平成11年)から原則年1回開催されていましたが、2009年(平成21年)以降、世界的な金融危機を契機に重要性が高まっており、開催頻度も増えています。
G7は、カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、日本、英国、米国の7か国のことです。
これら7か国によるG7財務大臣・中央銀行総裁会議では、世界の経済・金融情勢や国際通貨制度、金融規制・監督などについて意見交換を行っています。G5と呼ばれていた先進5か国にカナダ、イタリアを加えて、1986年(昭和61年)から開催されるようになりました(注)。
- ユーロ発足に伴い、欧州中央銀行(ECB)総裁、ユーログループ議長も出席しています。
日銀HPより引用
オセアニアレシオの推移は?
オセアニアレシオはやや右肩下がりで推移しています。豪ドル円-NZドル円の差額も3円台後半、4円台前半で推移し、大きな変化が見られないというのが現状です。
オセアニアレシオ
豪ドル円-NZドル円差額
スワップポイントの推移は?
2019年6月14日最新スワップポイントは以下の通りです。
DMM.com証券と外為ジャパンは仕掛けても、スワップポイントはプラスのままですが、SBIFXはマイナス3円になったので、これから豪ドル円買い、NZドル円売りを仕掛けようと考えている方はDMM.com証券と外為ジャパンがおすすめです。
<<1万通貨あたりの豪ドル円、NZドル円のスワップポイント>>
DMM.com証券と外為ジャパンは、
《豪ドル円》
買い+29円
売り-29円
《NZドル円》
買い+28円
売り-28円
SBI FXは、
《豪ドル円》
買い+25円
売り-27円
《NZドル円》
買い+26円
売り-28円
YJFX
《豪ドル円》
買い+21円
売り-36円
《NZドル円》
買い+21円
売り-36円
今後ですが、各社スワップポイント推移に応じて、豪ドル円、NZドル円のポジションを別会社で保有することも考えていきたいと思います。例えば、豪ドル円ロングをDMM、NZドル円ショートをSBIとか。
NZDUSDとNZJPYの推移は?
26日の政策金利次第で、ダブル底みたいになるか?
それとも、N字下落になるかがハッキリする可能性が高いです。
2019年5月以前、72円以下で推移したのは7日程度でしたが、今回は異なります。このままだと、72円が強力な抵抗帯になる可能性が高くなります。
このような時のNZドル円の値ごろ的な買いが泥沼化する可能性がありますのでご注意ください。
豪ドル円-NZドル円差額