豪ドル円ーNZドル円のサヤ幅が大幅に縮小中です!大チャンス到来と断言してもいいのではないでしょうか。
2020年3月17日終値ベースで豪ドル円-NZドル円のサヤ幅は0.67円程度!!!2015年3月以来のサヤ幅です。
足元の豪ドル円は11年ぶりの安値を更新
新型肺炎の感染拡大で世界景気の後退が懸念される中、資源国通貨である豪ドルの下落が止まりません。豪ドル円は17日に一時63.93円あたりまで軟化しております。これは2009年3月以来の安値です。
豪中銀(RBA)は3月3日に政策金利を0.5%へ引き下げました。また、NZ中銀(RBNZ)も0.25%へ16日に引き下げました。オーストラリアとニュージーランドの金利が逆転したのに、なぜサヤ幅は縮小傾向なのだろうと???だと思います。
私の理解は以下です。RBNZは一気に0.75%を引き下げましたので、0.25%しか引き下げなかったRBAより、市場はその行動を好感している。裏を返せば、RBAの追加利下げを催促しているということだろうと思われます。
豪中銀(RBA)は16日に「豪州金融システムの重要な価格ベンチマークである国債市場の円滑な機能を支えるため、RBAは豪国債を流通市場で購入する用意がある」とする緊急声明を発表。19日に一連の対応策を発表する予定とのことですが、ここで下落に歯止めが掛かるか、大いに注目しております。
2020年主要国政策金利推移
金利がある国は緊急利下げを実行中です。
過去5年間の豪ドル円-NZドル円サヤ幅推移を見てみましょう
<2015年と2016年豪ドル円-NZドル円サヤ幅推移>
2015年はサヤ幅が0.5円程度となった後、10円以上へ拡大しています。
<2017年と2018年豪ドル円-NZドル円サヤ幅推移>
<2019年と2020年豪ドル円-NZドル円サヤ幅推移>
リーマンショック前からのグラフでも分かりますが、豪ドル円-NZドル円サヤ幅は一度もマイナスになったことはありません。万一マイナスになったとしても、サヤ幅がまた拡大するまで待つだけ!
もし手元に使わない100万円があるとしたら・・・
現在、両通貨63円、64円前後ですので、豪ドル円買い/NZドル円売りの1セットで52,000円ぐらいが必要です。もし手元にしばらく使わない100万円があるとしたら、100万円÷5.2万円=19セット(豪ドル円買い/NZドル円売り)が仕込めます。
仮にサヤ幅1円で仕込み、これが5円まで拡大したら、4円×19セット=76万円の利益。19セットだと、資金をパンパンに使う格好となりますので、15セットぐらいに抑えておきましょう。レートが上がってくると、保証金額も上がってきますので、その分も踏まえてのことです。
これが1000万円だと760万円、1億円だと7,600万円です。リスクを考えると、夢ありすぎかもしれません!
上記1セット約5.2万円の計算は、
豪ドル円、NZドル円ともに64円で計算すると、64円×1万通貨×0.04(25倍)=2.56万円となり、豪ドル円買い1万通貨、NZドル円売り1万通貨で合計5.12万円=5.2万円ぐらいということです。
これを15セット保有するということは、豪ドル円買い15万通貨、NZドル円売り15万通貨を同時に持つということになります。
一つだけ厄介なことが・・・
豪ドル円買い/NZドル円売りのポジションを保有すると、2020年3月18日現在、毎日スワップポイントの支払いが発生します。私が取引している会社は、1万通貨あたり、豪ドル円買い10円受け取り、NZドル円売り14円支払いとなり、毎日逆ザヤ4円です。1か月で1万通貨あたり1,200円となります。
なので、売り買いスワップポイントのスプレッドは広い会社もあれば、狭い会社もありますので、できるだけ狭い会社で豪ドル円買い/NZドル円売りを仕掛けましょう。
待てば海路の日和あり
今は状況が悪くとも、あせらずに待っていれば幸運はそのうちにやってくるということのたとえです。Bon voyage!