IPO株とは 、株式投資知識が無くても、短期間で運用リターンが狙える、初心者向けの金融投資です。
下記は2018年3月と4月に上場した会社の売出価格と初値を比較した実績表です。【売出価格<初値】は儲かったIPO株となります。
20戦中、20勝もしていますので、これだけ見ても、IPO株が魅力的な投資であることが分かります。
勝敗 | 上場日 | コード | 売出価格 | 初値 | 値上がり幅 |
銘柄名 | |||||
勝ち | 4月27日 | 6578 | 1,810 | 3,780 | 1,970 |
エヌリンクス | |||||
大勝 | 4月25日 | 6577 | 4,330 | 14,830 | 10,500 |
ベストワンドットコム | |||||
勝ち | 4月25日 | 7323 | 2,850 | 4,500 | 1,650 |
アイペット損害保険 | |||||
大勝 | 4月20日 | 4382 | 4,500 | 49,000 | 44,500 |
HEROZ | |||||
勝ち | 4月11日 | 6574 | 930 | 2,189 | 1,259 |
コンヴァノ | |||||
勝ち | 4月10日 | 6575 | 1,170 | 3,600 | 2,430 |
ヒューマン・アソシエイツ・ホールディングス | |||||
勝ち | 4月4日 | 4381 | 2,200 | 10,000 | 7,800 |
ビープラッツ | |||||
勝ち | 4月3日 | 9272 | 1,350 | 3,210 | 1,860 |
ブティックス | |||||
勝ち | 3月30日 | 7320 | 1,760 | 5,100 | 3,340 |
日本リビング保証 | |||||
勝ち | 3月29日 | 9271 | 1,700 | 4,555 | 2,855 |
和心 | |||||
勝ち | 3月29日 | 3490 | 2,160 | 4,705 | 2,545 |
アズ企画設計 | |||||
大勝 | 3月28日 | 6573 | 3,000 | 15,470 | 12,470 |
アジャイルメディア・ネットワーク | |||||
大勝 | 3月27日 | 6572 | 3,570 | 14,280 | 10,710 |
RPAホールディングス | |||||
負け | 3月23日 | 6571 | 2,250 | 2,115 | -135 |
キュービーネットホールディングス | |||||
勝ち | 3月23日 | 9450 | 1,050 | 2,388 | 1,338 |
ファイバーゲート | |||||
勝ち | 3月22日 | 9270 | 3,300 | 4,100 | 800 |
SOU | |||||
負け | 3月20日 | 3447 | 1,150 | 1,106 | -44 |
信和 | |||||
勝ち | 3月19日 | 6570 | 1,590 | 2,511 | 921 |
共和コーポレーション | |||||
勝ち | 3月16日 | 6569 | 3,250 | 4,020 | 770 |
日総工産 | |||||
勝ち | 3月16日 | 3489 | 1,400 | 3,200 | 1,800 |
フェイスネットワーク | |||||
勝ち | 3月15日 | 6568 | 2,340 | 3,665 | 1,325 |
神戸天然物化学 | |||||
勝ち | 3月2日 | 6567 | 1,780 | 4,100 | 2,320 |
SERIOホールディングス |
IPOとは?
IPOは、誰でも未上場企業の株式を購入(保有)ができるように、証券取引所に株式を新しく上場させることをいいます。
IPOはInitial Public Offeringの略語で、日本語では「新規公開株」や「新規上場株式」と表します。上場とは、株式の売り買いを証券取引所で可能にすることです。
2018年5月現在、日本には証券取引所が東京、名古屋、福岡、札幌に4ヵ所もあります。中でも東京証券取引所は日本最大で、世界でも第4位の規模を誇ります。
東京証券取引所は現在5つの市場に分かれています。東証1部・2部、マザーズ、JASDAQ(ジャスダック)が主な市場となり、新規上場する会社の規模やタイプによって、上場先の市場が異なっています。
リーマンショック後は一時的に落ち込んだIPOですが、最近新規に上場する会社が増加傾向にあります。
また、これに伴い、冒頭で紹介した実績もあり、IPO株に申込む投資家も増えています。下記は新規上場会社の推移と内訳のグラフです。
IPO株とは ?その仕組みとは?
IPO株投資は、新規上場会社の株式が上がることを期待して、これから上場する会社の株式を購入する投資です。
会社が新しく上場するということは、会社の株式が証券取引所で自由に売り買いされるということですので、会社の成長が期待できると思う投資家が多ければ、その会社の株式は買われます。
反対に成長が鈍化すると思う投資家が多ければ、その会社の株式は売られます。
会社が新規に上場しようとする際には、売り買いするための株価が存在しませんので、それを決める必要があります。これを公募・売出価格といいます。上場する際の基準価格みたいなものになります。
公募・売出価格は、証券会社等が設定する仮条件価格をもとに、私たち投資家の需要状況などに応じて上場前に決定されます。
仮条件価格は、オークションの最低価格みたいもので、証券会社等がIPO株ごとに、最初はこのぐらいかなという‘あたり‘をつけます。
この‘あたり‘をもとに、ブックビルディング方式(BB)という仕組みを使って、IPO株の公募・売出価格が決定されます。
IPO株がどうなったら儲かるの?みんなIPO株を購入できるの?
決定した公募・売出価格より、株価が上場日に高くなれば、私たち投資家は儲かります。しかし、IPO株投資は、買いたい投資家が全員購入できるわけではありません。
なぜなら、IPO株数には上限があるからです。上場する会社の株式を購入したいという投資家が多く、その申込みが発行する株数以上であれば、抽選となります。
抽選に見事当選し、IPO株の購入手続きが完了すれば、後は上場日を待つだけとなるわけです。
そして、上場日当日、抽選から外れ、IPO株を購入できなかった投資家の買い注文が殺到すれば、初値が売出価格を上回る可能性が高くなります。
HS証券を例に、抽選の流れを簡単に解説すると、
抽選方法は証券会社によって異なります。完全平等抽選もあれば、実績のある顧客への抽選割合を厚くする証券会社もあります。
HS証券の場合、10%は完全平等抽選で、90%はIPOポイントによる優遇抽選となります。
各証券会社の抽選配分割合等を以下にまとめています。
投資初心者には、抽選配分割合が多いネット系証券会社の口座開設がおすすめです。また、各証券会社の特長を掴んで、なるべく多くの証券会社からIPO株の抽選申込みも行いましょう。
ネット系証券会社 | 抽選配分割合 | 注記 |
SBI証券 | 70% | IPOチャレンジポイントあり |
楽天証券 | 100% | |
マネックス証券 | 100% | |
松井証券 | 70% | |
カブドットコム証券 | 100% | |
岡三オンライン証券 | 10% | ステージ抽選あり |
GMOクリック証券 | 100% | |
ライブスター証券 | 100% | |
エイチ・エス証券 | 10% | IPOポイントにより優遇あり |
店舗型証券会社 | 抽選配分割合 | 注記 |
野村証券 | 10% | |
大和証券 | 15% | ステージ抽選あり |
SMBC日興証券 | 10% | |
みずほ証券 | 10% | |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | 10% | |
東海東京証券 | 10% | ステージ抽選あり |
岡三証券 | 10% | ステージ抽選あり |
東洋証券 | 10% | |
丸三証券 | 10% |
※抽選配分割合とは、証券会社によって投資家に配分されるIPO株の抽選割合のことを指します。100%は完全平等抽選となり、配分が低い証券会社は、資産残高や取引手数料が多い優良顧客へ配分しています。これを裁量配分と呼びます。
※ステージ抽選とは、資産残高や取引手数料によって配分が異なるテーブル制の抽選のことです。証券会社への貢献度が高い顧客の抽選割合は高くなります。
SBI証券の<IPOチャレンジポイント>は、抽選に外れても、外れるたびにポイントが加算される仕組みになっています。抽選申込みを繰り返し、抽選に外れてもポイントが貯まるので、いつか当選する可能性が高くなるわけです。
<IPOチャレンジポイント>獲得のイメージ
IPO株の抽選に申込むには?
IPO株の抽選に申込むには、IPO株毎に決定する主幹事・幹事証券の口座を保有して、手続きを行う必要があります。
IPO株の抽選申し込みは主幹事・幹事証券だけ
IPO株は、銘柄ごとに取り扱い証券会社が決まっています。つまり、IPO株の抽選申込みは、どの証券会社でもOKというわけではありません。主幹事証券、幹事証券でしか受付していないということです。
主幹事・幹事証券とは、企業が新しく上場する際、それをメインと補佐役としてサポートする証券会社をいいます。新規株式上場は、証券会社の手助けなしには円滑に上場手続きが進みません。
<過去4年間の主幹事・幹事実績>
証券会社 | 主幹事 | 幹事 |
野村証券 | 107件 | 178件 |
大和証券 | 70件 | 172件 |
SMBC日興証券 | 64件 | 282件 |
みずほ証券 | 58件 | 254件 |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | 18件 | 109件 |
東海東京証券 | 16件 | 76件 |
岡三証券 | 10件 | 138件 |
SBI証券 | 34件 | 304件 |
マネックス証券 | 1件 | 179件 |
具体的には、公開時の引受・販売に加え、公開までの各種事務手続きや審査、株価設定、株式上場後の資金調達の助言や指導なども行います。
上場手続きをメインでサポートする主幹事証券や幹事証券には、多くの株式が割り当てられるため、抽選確率が必然的に上がります。
株の配分割合は、「主幹事」の証券会社にはだいたい80%、残りの20%は幹事証券に分配されることになります。だから、各IPO株に応じて、どの証券会社が「主幹事」、「幹事」になるかを必ず確認する必要があります。
毎回、IPO株の主幹事・幹事証券を調べるのは面倒だなと思われる方は、上記10社の取引口座を予め準備しておくと楽です。
IPO株の主幹事・幹事証券の確認方法は?
IPO株の主幹事・幹事証券は「日本取引所グループ」の「新規上場会社情報」で誰でも簡単に確認できます。
新規上場会社情報はこちら
誰でもできる当選確率アップ方法にて詳しく解説していますので合わせてご覧ください。