IPO株当選確率 をアップできれば、IPO株長者も夢ではありません。ここでは、初心者でもできるIPO株当選確率アップ方法を5つご紹介します。
IPO株当選確率 は○○すればアップする!
投資初心者でも簡単にできる当選チャンスアップの方法を解説します。IPO株は、企業業績の分析や相場分析が大事ではありません。むしろ不要です。抽選で当選するか否かが、IPO株で儲けるポイントです。
より多くの証券口座を開設して申し込む
下手な鉄砲数打ちゃ当たるじゃないですが、より多くの証券会社で口座を開設し、IPO株の抽選に申し込みましょう。面倒と思われる方もいらっしゃると思いますが、多く申し込んだ分、当選確率が何倍もアップします。これが必要と解説した「マメさ」です。
2017年9月末現在、1,100社以上の証券会社がありますが、数ある証券会社から選りすぐりの証券会社をピックアップしました。
投資初心者には、抽選配分割合が多いネット系証券会社の口座開設がおすすめです。
ネット系証券会社 | 抽選配分割合 | 注記 |
SBI証券 | 70% | IPOチャレンジポイントあり |
楽天証券 | 100% | |
マネックス証券 | 100% | |
松井証券 | 70% | |
カブドットコム証券 | 100% | |
岡三オンライン証券 | 10% | ステージ抽選あり |
GMOクリック証券 | 100% | |
ライブスター証券 | 100% | |
エイチ・エス証券 | 10% |
店舗型証券会社 | 抽選配分割合 | 注記 |
野村証券 | 10% | |
大和証券 | 15% | ステージ抽選あり |
SMBC日興証券 | 10% | |
みずほ証券 | 10% | |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | 10% | |
東海東京証券 | 10% | ステージ抽選あり |
岡三証券 | 10% | ステージ抽選あり |
東洋証券 | 10% | |
丸三証券 | 10% |
※抽選配分割合とは、証券会社によって投資家に配分されるIPO株の抽選割合のことを指します。100%は完全平等抽選となり、配分が低い証券会社は、資産残高や取引手数料が多い優良顧客へ配分しています。これを裁量配分と呼びます。
※ステージ抽選とは、資産残高や取引手数料によって配分が異なるテーブル制の抽選のことです。証券会社への貢献度が高い顧客の抽選割合は高くなります。
<過去4年間の主幹事・幹事実績>
過去実績を見る限り、野村證券、大和証券、SMBC日興証券、みずほ証券は主幹事、幹事証券実績が多いため、口座開設、IPO株抽選申込みの選択肢から外せないのが分かります。
証券会社 | 主幹事 | 幹事 |
野村証券 | 107件 | 178件 |
大和証券 | 70件 | 172件 |
SMBC日興証券 | 64件 | 282件 |
みずほ証券 | 58件 | 254件 |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | 18件 | 109件 |
東海東京証券 | 16件 | 76件 |
岡三証券 | 10件 | 138件 |
SBI証券 | 34件 | 304件 |
マネックス証券 | 1件 | 179件 |
IPO株の主幹事・幹事証券の確認は、「日本取引所グループ」の「新規上場会社情報」で誰でもできると解説しました。
新規上場会社情報はこちら
具体的には、新規上場会社情報にアクセスすると、下記のようなページが表示されます。このページの以下PDFを展開すると、新規上場会社概要を確認できます。そこの「幹事取引参加者」が主幹事、「元引受取引参加者等」が主幹事・幹事証券となります。
IPO株の上場承認が下りるたびや、毎週一回は「新規上場会社情報」ページへアクセスし、上記のような手順で主幹事・幹事会社を確認し、抽選申込みを行います。もし口座が無い証券会社が幹事に入っていれば、すぐに口座開設手続きを進めましょう。
家族で証券口座を開設して申し込む
家族の協力があれば、口座開設する証券会社が増え、必然的に抽選チャンスもグーンとアップします。
家族と上手く連携し、抽選チャンスアップを図りましょう。ただし、家族名義でIPO株を申込む場合は、口座開設者の方が取引しないと「借名口座」扱いとなりますので注意してください。
未成年者の証券口座を開設して申し込む
これは盲点ですが、両親(どちらか)が証券会社を持っていれば、会社は限られていますが、20歳未満のお子さんも口座開設が可能です。SBI証券、マネックス証券、カブドットコム証券、松井証券など。
お子さんの取引をご両親が行うと、まさしく借名口座になると思いがちですが、SBI証券やカブドットコム証券では以下のようにQ&Aで詳しく解説しています。
証券口座各社の特性を利用し、時間的なラグ、時間差攻撃で申し込む
IPO株には一定の申し込み期間があり、抽選タイミングは証券会社によって異なります。
いわゆる《前期型》と《後期型》に分かれているため、この時間的なラグを利用して、時間差攻撃で抽選に申し込むことができます。このメリットは投下資金の有効利用です。
手元資金が限られている方は、最初に《前期型》の証券会社に入金して抽選結果を待ち、外れたら、《後期型》の証券会社の抽選に合わせて入金手続きを行うことも可能です。
《前期型》の多くが主幹事実績の豊富な店舗型証券会社、《後期型》にはネット系証券会社が目立ちますので、上手に活用することでIPO株の購入チャンスを増やすことが可能です。
以下証券会社は前期型です。
- 野村證券
- 大和証券
- SMBC日興証券
- みずほ証券
- 三菱UFJモルガン・スタンレー証券
- 東海東京証券
- 岡三証券
- 東洋証券
- 丸三証券
- SBI証券
- マネックス証券
- 岡三オンライン証券
- エイチ・エス証券
- ライブスター証券
以下証券会社は後期型です。
- 松井証券
- カブドットコム証券
- 楽天証券
- GMOクリック証券
IPOチャレンジポイントを使って申し込む
IPOチャレンジポイントとは、SBI証券が採用している、IPO株の当選確率をアップするためのポイントプログラムサービスです。IPO株の抽選申込み(ブックビルディング)に外れた回数に応じてポイントが加算されるポイントプログラムサービスです。
加算されたIPOチャレンジポイントを次回以降のIPO株抽選に使用することで当選しやすくなりますので、抽選に外れた場合でも、抽選申込みを繰り返せば、チャレンジポイントが貯まるので有利です。
<IPOチャレンジポイント>獲得のイメージ
NISA口座で非課税枠を利用する
2014年から始まったNISA(ニーサ)口座を利用すれば、IPO株投資の利益から生じる税金20%を非課税(税金なし)にすることができます。
証券会社に開設できる口座には、「特定口座」と「一般口座」の2種類があり、一般的にはIPO株投資ではどちらかを選びます。これら口座とは別に、少額投資非課税制度のNISA(ニーサ)口座を開設すれば、年間最大投資枠120万円まで非課税となりお得です。
例えば、売出価格は2,000円(100株単位)のA株式会社のIPOに当選した場合、投資金額は20万円(2,000円×100株)だったとします。そして初値が5,000円もついたとすると、利益幅3,000円×100株=30万円の利益となります。この30万円に対して20%の税金(6万円)を支払う必要があります。
NISAでは毎年120万円の非課税投資枠が設定されているため、この場合、6万円の税金が掛からなくなります。
どの証券会社もNISA口座に対応しており、しかもどこも販売手数料が無料です。さらに一部証券会社では嬉しい特典があるので覚えておきましょう。
ネット系証券会社 | NISA対応(IPO株手数料無し) | 特典 |
SBI証券 | ◎ | |
楽天証券 | ◎ | NISA口座内での国内株の売買手数料が無料 NISA口座内での海外ETFの購入手数料が無料 |
マネックス証券 | ◎ | NISA口座内での国内・米国・中国株の売買手数料が無料 |
松井証券 | ◎ | NISA口座内での国内株の売買手数料が無料 |
カブドットコム証券 | ◎ | NISA口座内での国内株の購入手数料が無料 |
岡三オンライン証券 | ◎ | |
GMOクリック証券 | ◎ | |
ライブスター証券 | ◎ | |
エイチ・エス証券 | ◎ |
店舗型証券会社 | NISA対応(IPO株手数料無し) | 特典 |
野村証券 | ◎ | |
大和証券 | ◎ | |
SMBC日興証券 | ◎ | |
みずほ証券 | ◎ | |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | ◎ | |
東海東京証券 | ◎ | |
岡三証券 | ◎ | |
東洋証券 | ◎ | |
丸三証券 | ◎ |
抽選配分割合の違いとは、
- 「完全平等抽選(抽選割合100%)」投資資金の大小に関係なく、公平に抽選が行われます。抽選権が証券口座ごとに1つ与えられる「一人一口制」です。
- 「口数比例抽選」一口の抽選申込みにつき抽選権が1つ与えられ、申込み口数が多いほど当選確率が上がります。投資資金が多い程有利ということです。
- 「ステージ抽選」資産残高や取引手数料などにより当選確率が変化します。
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