オーストラリア政策金利の推移は?

利下げ見通しの強かったオーストラリアの政策金利はどうだったのだろうか?そして、オセアニアレシオと差額に対する影響はどうだったのだろうか?

 

オーストラリア準備銀行(RBA)が利下げ発表

2019年6月4日、オーストラリア準備銀行(RBA)が市場予想通り、政策金利を0.25%引き下げ、1.25%にすると発表しました。これにより、オーストラリアの政策金利は、ニュージーランドの政策金利より0.25%低くなりました。

下記は外為どっとコムさんの政策金利金利一覧です。非常に上手く作られており、大変重宝しております。

オーストラリア準備銀行(RBA)の声明文

「失業率のより早い改善が必要」

「雇用の成長支援とインフレの促進のために利下げを決断した」

「雇用市場の成長をより注意深く監視する」

「世界経済の見通しは適正」

「持続的な成長支援のために政策を調整する」

「貿易紛争による下方リスクは上昇」

「利下げは余剰生産能力をより埋める助けになる」

「豪基調インフレの中心シナリオは2019年に1.75%、2020年に2%」

「豪ドルは最近の狭いレンジの下限にある」

「住宅市場の状況は軟調さが残る」

「主な国内の不確実性は引き続き家計消費」

「家計収入の成長の幾らかの伸びが消費を支援するだろう」

現時点において、マーケットは7月の追加予想を100%織り込んでいると言われており、今後豪ドル円の動きがさらに分かりづらくなったというのが印象です。

オセアニアレシオの推移は?

オセアニアレシオはほぼ横ばいで推移しています。

豪ドル円-NZドル円の差額も4円台で推移し、大きな変化が見られないというのが現状です。

過去150日の豪ドル円とNZドル円の相関係数を見ても、0.89と高い水準で推移しており、引き続き値動きは同じ方向へ向いていることが分かります。

スワップポイントの推移は?

次回のニュージーランド準備銀行(RBNZ:Reserve Bank of New Zealand)の政策金利発表は6月26日、そしてオーストラリア準備銀行(RBA)は7月2日に予定されていますが、今後のスワップポイントの動きも注視しながら、ポジションを追加するか否かを検討したいと考えております。

2019年6月5日最新スワップポイントは以下の通りです。

DMM.com証券と外為ジャパンは仕掛けても、スワップポイントはプラスのままですが、SBIFXはマイナスになったので、これから豪ドル円買い、NZドル円売りを仕掛けようと考えている方はDMM.com証券と外為ジャパンがおすすめです。

<<1万通貨あたりの豪ドル円、NZドル円のスワップポイント>>

DMM.com証券と外為ジャパンは、

《豪ドル円》4日分

買い+120円

売り-120円

《NZドル円》3日分

買い+84円

売り-84円

 

 

SBI FXは、

《豪ドル円》

買い+29円

売り-31円

《NZドル円》

買い+32円

売り-34円

 

 

YJFX

《豪ドル円》4日分

買い+108円

売り-148円

《NZドル円》

買い+90円

売り-120円

豪ドル円が4日分なのは来週月曜日、オーストラリアがQueen’s Birthdayで休みだからです。