IPO株失敗 から初心者が学ぶ3つの教訓とは?

IPO株失敗 の経験談から学ぶことは沢山あります。IPO株を始めてみたいけど、初心者でも失敗しない方法を知りたい、IPO株を始めてみたいけど、不安という初心者が多いと思います。

実は、IPO株こそ初心者向けの投資です。ここでは歴史を紐解きながら、IPO株で失敗しないための3つの教訓を解説します。

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IPO株失敗 と成功した投資家の分岐点とは?

今から遡ること約30年前、1987年に上場したNTT株で成功した投資家が溢れかえりました。しかし反対に、失敗して大損した投資家も多く存在しました。

成功した投資家と失敗した投資家の分岐点は何だったのでしょうか?

大儲けと大損の分岐点は?

IPOを世に知らしめたバブル真っ只中に上場したNTT株は、民営化企業の初上場ということもあり注目が集まりました。

「政府が売り出す株で損をするはずがない」と、株式投資初心者と未経験者がこぞってNTT株のIPO投資に乗り出したのです。

当時中学生だった私も記憶しているほどの熱狂ぶりで、一種の社会現象になりました。

1986年11月17~26日の申し込み期間中(IPO株には申し込み期間が設定されています)には、165万株の売り出しに対して、1058万件の抽選申込みがありました。

一攫千金を夢見る投資家が店舗型証券会社に殺到したわけです。

昔はIPO株情報が限られていた

こうなると、当然抽選になりますので、当時の証券マンに色々根回しする人が現れたり、家族、親族名義で申込みする人が多く居たようです。

当時はインターネットが存在していなかったため、NTT株に関する価値ある情報や当選確率をアップするための情報は、ほんの一部の人達のもので、情報集めも一苦労だったと聞いたことがあります。

現在は当時と比較にならないほど、ネットを通じて簡単に情報が手に入るようになりました。ネットだけで証券会社の口座開設はもちろんのこと、IPO株の抽選申込みも済んじゃいます。

そして、1987年2月9日に東京証券取引所(東証)に上場したNTT株は、多くの投資家の期待通り、寄り付き(株式市場のオープニング)から買い注文が殺到して、初日は値がつかないまま取引が終了しました。

NTT株を購入できた投資家はしてやったりだったと思います。

当時はバルブ絶頂期

翌日の引け間際間際にようやくついた初値(上場後初めて付く株価)は、売り出し価格119万7000円を約40万円上回る160万円を記録しました。

抽選に漏れた投資家や、爆騰に乗り遅れまいとする投資家の買い注文がその後もNTT株に殺到したようです。

当時は日本のバブル絶頂期でしたので、投資家はみんな強気でした。

1株500万円以上は確実、1,000万以上も夢ではないと煽りが入り、NTT株価上昇はさらに加速し、4月22日には遂に318万円の高値を記録しました。

売出価格から2.6倍、初値から2倍へNTT株は上昇したわけです。

バンドワゴン効果とは?

以下はウィキペディアからの引用です。

”ある選択が多数に受け入れられている、流行しているという情報が流れることで、その選択への支持が一層強くなることを指す。「バンドワゴン」とは行列の先頭の楽隊車のことであり、「バンドワゴンに乗る」とは、時流に乗る・多勢に与する・勝ち馬に乗る[2]、といった意味である”

そして下記は、「デイトレード~マーケットで勝ち続けるための発想術~」第2章「バンドワゴン効果~マーケットの仕組みを垣間見る~」からの引用です。

”ある1台のバンドワゴンが、楽しげな音楽を鳴らしながら通りを行きます。バンドワゴンの上には、音楽にあわせて楽しそうに踊る人たちがいます。彼らが通りにいる人たちに呼びかけます。

「おーい、後ろの列に加われよ。一緒に音楽に合わせて踊ろうぜ!」

やがて通りにいた人たちは、1人また1人と、バンドワゴンの列に加わっていきます。最初にバンドワゴンで踊っていた人たちは、さらに周囲に呼びかけます。

「みんな踊っているのになんで君たちは踊らないんだ?早く加わらないと、音楽が終わっちゃうよ」

それを聞いた人たちは、自分だけ祭りに乗り遅れるわけにはいかないと、次々に列に加わります。人々が我先にとバンドワゴンの列に加わり始めたころ、最初にバンドワゴンの上で踊っていた人たちは、そっとバンドワゴンを降りて消えます。誰も気づきません。

やがて、列に加わり踊り狂う人たちで道はあふれかえり、バンドワゴンは身動きがとれなくなります。人々はますます興奮して踊り、中にはバンドワゴンの上に飛び乗る人もいます。完全に身動きが取れなくなったバンドワゴンは停車します。

すると突然、バンドワゴンがバックして後ろの人々をなぎ倒します。

そして、今度は前に突っ込んで人々を踏みつぶします。音楽は知らないうちに終わっていて、何が起こったのか理解できない人々は、茫然とバンドワゴンを見つめます。バンドワゴンは、さらに前後に突進し道を作ろうと人々をなぎ倒します。

IPO株投資は、初値で売却するのが賢明です。

NTT株は失われた20年、30年の象徴

バブル崩壊

2月に上場したNTT株の熱狂はやがて終焉を迎えます。その年の10月にNTT株は大暴落しました。米国の株価が急落したブラックマンデーが、NTT株暴落のきっかけとなったわけです。

89年末まで上がり続けた日経平均株価より先に下落したNTT株は、90年代前半に高値からナイアガラの滝のごとく急落しました。

NTT株の暴騰、暴落はまさに日本のバブル拡大と崩壊、そして日本の失われた20年、30年を象徴する出来事となりました。

爪を伸ばし過ぎると、購入価格から大幅に下落した価格で手放すことになったり、長い期間株式を保有し続けざるを得ないこともあるのです。

IPO株失敗 で売出価格に戻るまでに30年待った投資家も

NTT株は数回の株式分割を得てようやく株価だけを見ると、売出価格(公募価格)と同等の価格になりました。

30年前、NTTのIPO株抽選に当選し、待ち続けた投資家がようやく利食い出る水準になったわけです。※配当や株式優待は考慮していません。

初値後、高値圏で購入した投資家の中には、30年経った今でも、まだ含み損という方も中にはいるかもしれません。

NTT株から得られる、初心者が失敗しない3つの教訓とは?


■IPO株初心者は初値狙いに徹する!

→初値後の値上がりを狙うのは、株式取引経験を積んでから

■とにかく多くのIPO株に申込む!

→IPO株の抽選に外れても、とにかく多くのIPO株の抽選に申し込み、一つのIPO株に固執しない

■多くの証券会社の取引口座を持つ!

→できれば、IPO株が多く割り当てられる主幹事・幹事が望ましい

IPO株失敗 を避けるための株式投資関連用語一覧

日本取引所グループサイトから引用

株式投資知識テストです。20個以上の用語を知っていると、初心者卒業かも・・・最後までご覧いただき、何個分かるかをぜひお試しください。

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小口

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下げ渋る

指値出来ずば引け成行注文

材料

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支援材料

システミックリスク

指定替え

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証拠金所要額

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申告分離課税

真正価値

信用取引

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時価総額

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順張り

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証拠金

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ショートカバー

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新証券コード

新値

信用取引口座設定約諾書

信用リスク

時価発行

自己株式

自己責任原則

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上伸

指数先物取引

仕手

品貸料

資本準備金

証券金融会社

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証拠金基準額

所属部

新株落

新株予約権証券(ワラント)の行使価額の調整

新株予約権付社債の買入消却

新株予約権付社債の利率

シンジケートカバー取引

信用規制

信用取引残高

地合い

時間的価値

自己資本当期純利益率

自己売買

重要事実(インサイダー取引規制上の)

純資産

ジリ高

「 す 」から始まる用語

ストックオプション

ストップロスオーダー

ストラングル

スワップ

ストップ高・ストップ安

ストラテジー

スプレッド

ストップ配分

ストラドル

スプレッド取引

「 せ 」から始まる用語

正会員

清算機関

清算数値

制度信用銘柄

潜在株式

前日比

全面安

制限値幅

清算基金

清算値段

整理銘柄

セータ

前場

清算価格

清算参加者

制度信用取引

先駆株

前日終値

前引け

「 そ 」から始まる用語

総資産利益率

その他権利落

相場操縦

続伸

即時約定可能値幅

続落

「 た 」から始まる用語

貸借取引残高

大量保有報告書

立会外分売

建玉

単元株制度

単純平均利回り

大納会

代用有価証券

貸借取引制度

高値

立会時間

単位型投資信託

単元未満株式

大株締め

大発会

貸借銘柄

高値もみあい

立会場

短期自社株売買の規制

単純株価平均

第三者割当増資

代用掛目

「 ち 」から始まる用語

地方債

中小型株

ちょうちん

直接利回り

チャート

中低位株

直接金融

中型株

注文期間

直接預託

「 つ 」から始まる用語

追加型投資信託

強含み

追加証拠金

強保合い

つなぎ売り

「 て 」から始まる用語

ティックバリュー

手掛り難

手口

転換価額下方又は上方修正型転換社債型新株予約権付社債

転換社債型新株予約権付社債の転換価額の調整

ディスクロージャー

出来高

低位株

適時開示

手仕舞い

転換社債型新株予約権付社債

転売

ディーリング

デリバティブ

手掛り

テクニカル上場

手控え

転換社債型新株予約権付社債の単純価格平均

出合い注文

デイ・トレーダー

デルタ

「 と 」から始まる用語

投資部門別売買状況

特定口座

特別分配金

取引最終日

東証株価指数(TOPIX)

特別気配

トラッキングエラー

取引参加者

当日決済取引

特別清算数値(SQ値)

取組み

取引所金融商品市場外取引

「 な 」から始まる用語

内部者取引

軟調

成行注文

ナンピン

馴合い売買

「 に 」から始まる用語

日経平均株価

(株)日本証券クリアリング機構(JSCC)

「 ぬ 」から始まる用語

「 ね 」から始まる用語

値洗い

ネット・オプション価値の総額

年初来高値

値がさ株

値付率

年初来安値

ネッティング決済

値を消す

「 の 」から始まる用語

伸び悩み

「 は 」から始まる用語

配当

配当性向

裸相場

発行市場

初値

反落

売買回転率

売買単位

売買高

バスケット取引

配当落

端株

発行価格

発行済株式数

反対売買

ハードリミット

売買監理銘柄

売買代金

売買高加重平均価格(VWAP)

パッシブ運用

配当込み株価指数

始値

発行価額

発行日決済取引

反発

媒介

売買規制措置

売買代金回転率

売買の停止

パー

「 ひ 」から始まる用語

引受価額

引け

ヒストリカル・ボラティリティ(HV)

日々公表銘柄

比例配分

引受人の信用供与制限

引指値

非清算参加者

評価損益率

ビッド

引直差金

引成

日計り商い

標準物

「 ふ 」から始まる用語

ファンダメンタルズ

含み益

不適当な合併等

不動産投資信託証券(REIT)

不明確な情報等に関する注意喚起制度

ブックビルディング方式

プット・オプション

プロテクティブ・プット

風説の流布

復活のための売買

浮動株

不成り

振決国債

ブラック・ショールズ・モデル

プレミアム

フェイル

普通取引

浮動株比率

踏み上げ

フロントランニング

ブロックトレード

プログラム売買

「 へ 」から始まる用語

平均利回り(株式の)

ベガ

ベンチャーキャピタル

ペイオフ

ヘッジ取引

弁済期限

ベーシス

変更上場日

ベンチマーク

ベーシス取引

「 ほ 」から始まる用語

ほふり制度(証券保管振替制度)

ボラティリティ

ポートフォリオ

本質的価値

ポジション

ボックス相場

ポジション調整

「 ま 」から始まる用語

増担保規制

マーケットメイク

満期日

「 み 」から始まる用語

見送り

「 む 」から始まる用語

無額面株式

「 め 」から始まる用語

銘柄コード

目先

「 も 」から始まる用語

目論見書

持株会社

元引受証券会社

模様眺め気分

保合い

持株比率

戻り歩調

持ち合い株

元引受契約

もみあい

「 や 」から始まる用語

約定取消し

約定値段

安値

「 ゆ 」から始まる用語

有価証券オプション取引

有価証券報告書

優先出資証券

有価証券届出書

有償増資

猶予期間

有価証券取引税

優先株

「 よ 」から始まる用語

様子見

呼値

弱保合い

陽線・陰線

寄り付き

四本値

預託証券

弱含み

ヨーロピアンタイプオプション

「 ら 」から始まる用語

ライツ・オファリング

「 り 」から始まる用語

利益確定売り

利回り

流動性リスク

理論ベーシス

利食い売り

流通株式

両建て

臨時報告書

リスク許容額

流通市場

理論価格

「 る 」から始まる用語

類似会社比準価格算定式

るいとう

「 れ 」から始まる用語

レバレッジ

連続約定気配

レポ取引

連結財務諸表

「 ろ 」から始まる用語

ロスカット

ローリング決済

ロング

ロールオーバー

ロー

「 わ 」から始まる用語

ワラント

割増償還型転換社債型新株予約権付社債

割引債

割引転換社債型新株予約権付社債

いかがでしたか?知っている用語は20個以上ありましたか?無くても気にする必要は全くありません。10個ぐらい用語が分かれば、低い失敗確率でIPO株投資が始められます。

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