人気のロボアドバイザー 比較してみよう

人気のロボアドバイザー を簡単に比較してみましょう。

その前に、今一度なぜロボアドバイザーで運用を開始するのか、その目的と理由を整理してみましょうか。

『資産運用を始める目的は、老後の生活のためでしょうか?』

『結婚や子供の養育費など、人生にある様々な節目に備えるためでしょうか?』

『多くの方がロボアドバイザーを始め、良い成績を上げていると聞いたからでしょうか?』

ロボアドバイザーを始めてみようとする目的や理由は人それぞれ異なると思いますが、共通しているのは【労せずお金を増やす】ということに間違いはないと思います。

ロボアドバイザーは、誰でも簡単に資産運用を始めることができる、お金を増やす一つの有効な手段です。ほんの数年前には、ロボアドバイザーは存在しませんでしたが、AI技術の進化により、現在は多くのロボアドバイザーがあり、選択に迷うほどです。

ロボアドバイザーは、超低金利が長く続く中、資産運用という高いハードルを一気に下げてくれ、大袈裟な話、目の前にあった大きな壁が、ロボアドバイザーのおかげで、ひょぃと飛び越えられる障害物程度になりました。

簡単におさらいですが、ロボアドバイザーはすべての運用を任せる『運用一任型』と、運用開始後のポートフォリオ(資産運用の組み合わせ)の見直しや調整を自分で行う『アドバイス型』に分かれます。

ロボアドバイザーを選ぶおすすめのポイントは、今も10年後も無理なく運用を続けられそうと思えるものを選ぶことです。

続けるポイントは、

初期投資額や積み立て額が大きくなく、初心者でも分かるぐらい大手が提供しているなどです。このあたりに注意しながら、ロボアドバイザーを比較してみてください。

人気のロボアドバイザー 運用一任型とアドバイス型別

人気の運用一任型とアドバイス型のロボアドバイザーはこちらです。

運用一任型:運用はすべてロボが担当。運用報酬と別の運用コストが発生。

  • WealthNavi(ウェルスナビ)
  • THEO(テオ)
  • 楽ラップ
  • ダイワファンドラップオンライン
  • マネラップ
  • クロエ
アドバイス型:運用提案はロボが担当。実際の運用は投資家が行う。あなたの運用の腕が試される。

  • 投信工房
  • マネックスアドバイザー

運用一任型比較

6種類の運用一任型ロボアドバイザーを比較。

WealthNavi(ウェルスナビ)の特長

預かり資産は国内トップ。1990年にノーベル賞を受賞した「ポートフォリオ理論」に基づく金融アルゴリズムを使用した、国際分散投資。一人ひとりはどれだけリスクを取れるかに応じて、最適な国際分散投資のポートフォリオを自動で構築してくれます。

WealthNaviポイント

  • 対象商品:海外ETF
  • 対象商品の本数:7本
  • 最低投資金額:30万円
  • 提案資産の組み合わせ:5通り
  • 提案までの質問数:5問(1分程度)
  • 運用管理費用:3,000万円まで年率1.0%、3,000万円超年率0.5%

THEO(テオ)の特長

プロと同水準の資産運用を誰でも簡単にできることを目指したロボアドバイザーです。同サービス利用者の50%程度が20代・30代の若い世代。世界中のETFを組み合わせたポートフォリオを構築。最低初期投資額が1万円と比較的始めやすい。

THEOポイント

  • 対象商品:海外ETF
  • 対象商品の本数:約30本(投資ユニバース65本)投資ユニバースとは対象になりうる銘柄の候補群
  • 最低投資金額:1万円
  • 提案資産の組み合わせ:231通り
  • 提案までの質問数:5問(2分程度)
  • 運用管理費用:3,000万円まで年率1.0%、3,000万円超年率0.5%

クロエの特長

50カ国の株や債券に分散投資。スマホアプリで運用ができる。ゴールの異なるポートフォリオを10個まで設定できる点は秀逸です。目標に向かって資産形成する楽しさを感じられるので、超初心者にはお勧め。

クロエポイント

  • 対象商品:国内ETF
  • 対象商品の本数:6本
  • 最低投資金額:1万円
  • 提案資産の組み合わせ:3通り
  • 提案までの質問数:2問(2分程度)
  • 運用管理費用:年率0.88%

楽ラップの特長

ファンドはFintext社が開発したプログラム。運用は楽天証券が行う。

ダイワファンドラップオンラインの特長

世界レベルの投資理論に基づき、国際分散投資を実行。積立は毎月とボーナス月に行える。

マネラップの特長

1,000円からスタートできる。「ためる」、「そなえる」、「たのしむ」という3つの運用計画がある。

アドバイス型比較

2種類のアドバイス型ロボアドバイザーを比較。

投信工房の特長

投資工房はが提案するのは、購入時手数料無料の投資信託のみです。手数料が無料であることに加え、100円から積立ができる。しかも、積立方法は毎月、毎週、毎日から選べるからお勧めです。

国内外の多様な投資対象の投資信託を最大9本組み合わせて、診断結果に応じてリスクを抑えたポートフォリオを提案してくれます。

投資工房ポイント

  • 対象商品の本数:9本
  • 最低投資金額:100円
  • 提案資産の組み合わせ:11通り
  • 提案までの質問数:8問(2分程度)

マネックスアドバイザーの特長

マネックスアドバイザーで提案されたポートフォリオをマネックス証券で自動積み立てしたり、自ら運用プランをカスタマイズしながら投資したりできます。5つの質問から最適な投資プランを提案してくれる。運用資産を貸し出すという独自機能もある。ETFの運用コストと合わせても手数料は年0.487%。

投資工房ポイント

  • 対象商品の本数:7本
  • 最低投資金額:5万円
  • 提案資産の組み合わせ:2,000通り
  • 提案までの質問数:5問(1分程度)

まとめ

ロボアドバイザーにすべて任せたい、超楽チンな「ズボラ」運用を目指すなら、「運用一任型」がお勧めです。

運用コストを押さえたい方には、NISAやつみたてNISA口座(非課税制度)も使える「アドバイス型」のロボアドバイザーがお勧め。

ロボアドバイザーは、他社に先んじて情報開示を強化するWealthNaviが一歩リードしていると言えますが、個人的には、アドバイス型のロボアドバイザーを提供する、大手ネット証券会社「松井証券」の「投信工房」がお勧めです。

ウェルスナビ、ロボアドバイザー「WealthNavi」の情報開示を強化

日経新聞から引用

退職金の減少や年金不安が広がる中で働く世代が長期的な資産形成を行うためには、忙しく働いていても適切な資産運用ができるよう、自動でお任せの資産運用サービスが必要です。金融機関として、自動でお任せのサービスを開発・提供していくにあたっては、サービス内容の全てがブラックボックスであってはならず、従来の資産運用サービス以上の透明性が求められます。

なぜなら、任せきりの「運用一任型」だと知識や経験の積み上げがしづらいからです。資産運用は淡々と続けることが大事ですが、10年に1回か2回、大きなチャンスが必ずと言っていいほどやって来ます。

大きなチャンスとは、株式市場などの大暴落時です。アドバイス型である程度、資産運用で経験を積んで置いたほうが、そのチャンスに気付き、尻込みせず、次の上昇の波に乗りやすくなります。

資産運用で成功するコツは、大暴落をできるだけ避け、大暴落時にできるだけ大目に資産運用額を増やすことです。こうした判断を少しでもできるようになれば、資産運用は周りの人たちより成功しやすくなります。